高コレステロール・高中性脂肪対策に『切り干し大根茶』

消化酵素と食物繊維の宝庫!手軽な『切り干し大根茶』の飲用で体の余分な脂肪が溶けます。 総コレステロール値や中性脂肪値が高いとお悩みの方には、切り干し大根をお勧めします。 切り干し大根は、天日干しによって、ビタミンB1・B2が10倍、カルシウムが15倍、鉄が32倍になるなど、栄養が濃縮されます。


■切り干し大根茶の効果・効能

●コレステロールの再吸収を抑制する

大根は、マクロビオティックで毒出し野菜として重宝されており、体内の掃除が必要になれば必ず口にするものです。 そして、その大根を乾燥させた切り干し大根は「体内の脂肪を溶かす食材」として知られています。 コレステロールが高くなる原因は、肉類や油ものの多い食生活のほかに、ストレスが挙げられます。 ストレスが多くなると、自律神経のバランスが乱されて、肝機能が低下、脂質の濾過能力が落ちて血管内に脂肪が 滞留してしまうからです。また、女性特有の原因として、女性ホルモンがあります。 コレステロールは女性ホルモンの生成に必要ですが、閉経後もコレステロールの量自体が減るわけではないので、 どうしても消費されないコレステロールが出てしまうのです。

切り干し大根がコレステロールや中性脂肪の改善に効果的なのはなぜでしょうか。
一つは、大根のデトックス力の源である、豊富な消化酵素(アミラーゼ)のためです。 要は、コレステロールを上昇させる食事を摂取しても、それをしっかり消化・分解して、排出できればいいのです。 それを助けるのが消化酵素で、切り干し大根は脂を溶かすといわれる所以です。 もう一つが食物繊維の働き、コレステロールは腸で消化を助ける胆汁酸の原料になりますが、 この胆汁酸は9割以上が腸肝循環で再吸収されます。この時腸内に十分な量の食物繊維があれば、胆汁酸を絡め取り、 コレステロールが吸収される前に排出することが可能。コレステロールと中性脂肪の改善には、腸内環境を整えることも大切なのです。


●便秘も改善する切り干し大根茶

マクロビオティックでは、食べ物の陰陽の属性を重視します。大まかに陽性は体を温める方に働き、陰性は冷やす方に働くと 考えてよいでしょう。生の大根はどちらかといえば陰性寄りの食品ですが、切り干し大根は、天日に干して乾燥させる というプロセスを経ることで、陽性の食品へと変化します。 そのためコレステロールが高いものの、冷え性で・・・・・という方にも、切り干し大根であれば安心して 召し上がっていただけるわけです。 ご存知のように、切り干し大根は和食の定番食材で、煮物や炒め物で使うのがポピュラー。 最近ではサラダにも活用されるなど食べ方はいろいろです。 マクロビオティックでは、スープにすることが多いのですが、毎日切り干し大根を食べるためには、 調理が必要となるとやはり面倒だと思います。

そこでお勧めなのが『切り干し大根茶』で、サッと洗った切り干し大根を、お茶の要領でお湯に浸して 戻し汁を飲みます。これならば手軽で続けやすく、味もほのかな甘みがあります。 天日にさらされた切り干し大根は、大根本来の栄養素が増強されています。 ビタミンB1・B2が10倍、カルシウムが15倍、鉄が32倍になるなど、その差は歴然です。 体内の余分な脂肪を落とす切り干し大根茶を飲用して、ダイエットや便秘改善に成功した、体臭が消えた、という声もあります。 手軽なコレステロールと中性脂肪の改善方法として、ぜひお試しください。


■切り干し大根茶の作り方

●水気を切らずに天日干しが一番

一見どれも同じに見える切り干し大根ですが、実際には作り方などに違いが見られます。 切り干し大根茶に適したものとそうでないものについてお伝えします。
まず、理想的な切り干し大根とは、無農薬で栽培された大根を使って、野菜から染み出る栄養をたっぷり含んだ水を切らずに、 天日干しでじっくり乾燥させたものです。この方法は、大根の水分がそのままのため、乾燥に手間と時間がかかります。 効率が悪いため、どうしても作り手側には敬遠されるようですが、大根がそのまま凝縮されるので、 栄養価が最も高い切り干し大根になります。
次善の切り干し大根は、脱水処理してから天日干しにしているもの。野菜の水分を強制的に排出させるため、栄養素が減ってしまいます。 天日干しでも、屋外で行う完全な天日乾燥と、ビニールハウスなどで行う自然乾燥があるようです。 大根に含まれるビタミンBやビタミンDは、日光に当たることでその量が増加するので、天日乾燥のものを選んでください。
最後に、お勧めできない切り干し大根は、脱水処理をした上で、ボイラーなどで強制乾燥させたもの。 これではせっかくの大根の栄養が台無しになってしまい、ただの乾燥大根になってしまいます。 先人の知恵から生まれた、健康成分たっぷりの切り干し大根。その滋養を余すところなく摂取するためにも、 無農薬、水分はそのまま、天日乾燥、この三拍子がそろった切り干し大根を選んでください。
なお、切り干し大根は、自宅でも比較的簡単に作ることができます。その場合は、皮をむかずにそのまま使いましょう。 皮と実の間に栄養が詰まっています。