高LDLコレステロール・高中性脂肪対策に『カテキン』

動物性食品中のコレステロールは、体内で消化酵素の作用で遊離型コレステロールとなり、 他の脂肪酸などと共に胆汁酸に溶解して、水と均等に混ざり合った乳化状態で小腸から吸収され 脂肪組織に取り込まれて体脂肪となります。『緑茶カテキン』には、この乳化を妨げる働きがあるため、 コレステロールが吸収されることなく排泄され体脂肪の蓄積を防ぐことが出来ます。


■「カテキン」とは?

抗酸化作用に優れたポリフェノールの一種

『カテキン』は分子量290の「ポリフェノール」の一種で、 別名「タンニン(お茶の苦味のもと)」とも呼ばれ、お茶、特に緑茶に多く含まれます。 ポリフェノールは、植物が光合成を行う際に作られる物質の総称であり、 共通した主な働きとして「抗酸化作用」があります。 ポリフェノールの中でフラボン骨格という構造を持つものを「フラボノイド」といい、 お茶特有のフラボノイドを「カテキン」といいます。 カテキンには細菌ウイルスなどに対する抵抗力、整腸・解毒作用、コレステロール上昇抑制、 また身体の老化や発ガン性物質生成の原因となる「活性酸素」を抑える働きがあります。

【関連項目】:『活性酸素』


●カテキンのコレステロール上昇抑制作用

動物性食品中のコレステロールは、体内で消化酵素の作用で遊離型コレステロールとなり、 他の脂肪酸などと共に胆汁酸に溶解して、水と均等に混ざり合った乳化状態で 小腸から吸収され脂肪組織に取り込まれて体脂肪となります。 カテキンには、この乳化を妨げる働きがあるため、 コレステロールが吸収されることなく排泄され体脂肪の蓄積を防ぐことが出来ます。 「カテキン」は8つのタイプに分けることができますが、それらは構造によって、 「ガレート型」と「遊離型」の2つに分類することができます。 その中でも、注目すべきなのが、「ガレート型カテキン」です。 「ガレート型カテキン」には、脂肪やコレステロールの吸収を抑える働きがあります。

◆研究発表

「第18回日本未病システム学会」で、茶の渋み成分「カテキン」配合飲料とコレステロール低下剤を併用した場合、 「有害事象を認めず、コレステロール低下効果があることをヒトを対象とした臨床試験で確認した」ことが発表されました。 試験を行った日本大学医学部の松井輝明講師は「カテキンが持つ脂肪吸収の抑制とコレステロールを下げる 2つの機能を持つトクホ(特定保健用食品)飲料茶を飲む試験を行ったところ コレステロールには善玉(HDL)と悪玉(LDL)があるが、複数種あるカテキンの中で エピガロカテキンガレートをはじめとした『ガレート型カテキン』を含むものに有効性が認められた。 コレステロールは下げすぎても良くない。コレステロール低下薬とトクホ飲料を飲んでもそうならなかったことで、 緑茶の安全性が証明された意味は大きい」と語っています。


●その他のの効果・効能

▼活性酸素の除去
体内に吸収された酸素の一部は化学変化を受け、非常に反応性の高い「活性酸素」に変わります。 活性酸素はその高い酸化力を利用して、体内での酸化反応や殺菌に用いられる、 生体にとって不可欠な物質ですが、この活性酸素が必要以上に増え過ぎると、 正常な細胞をも攻撃し始め、その結果、ガンや動脈硬化、糖尿病などの 生活習慣病を引き起こすことになり、老化の原因にもなります。 カテキンには、この活性酸素を除去する作用があります。

▼細菌・ウィルスの感染予防と改善
カテキンは、O-157、ボツリヌス菌、ブドウ球菌、サルモネラ菌、 黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオに対し強い殺菌・抗毒作用を持ち、 食中毒に対して予防・改善効果に優れています。

▼消臭作用
カテキンは殺菌・抗菌による消臭作用が高いことで知られています。 カテキンを使用することで、衣服等に付いた細菌・真菌等に直接作用、消臭効果を高めます。

▼虫歯・口臭の予防や改善
カテキンの殺菌作用により、虫歯菌の発生・増殖を防いで歯垢の生成を抑制します。 微量ミネラル・フッ素が、酸の侵食を防ぐため、虫歯予防効果や歯周病菌の繁殖を抑制する 予防効果があります。口臭の主成分であるメチルメルカプタンなどの臭気成分を 中和・吸着する習性があり、カテキンは口臭予防にも効果的です。